先月は約4,000kmの移動と数万枚の撮影と、とても充実した一ヶ月だった。

さて、ここ数年、ライカがモノクロ専用機を発売してただの老舗メーカーでは無いなと改めて感心している。この老舗が攻めてる感じ、大好き。勿論だけど写りは最高。惚れ惚れするモノクローム。
なぜ日本のメーカーにはこういう面白いアイデアを出す会社が現れないのかと不思議に思っていたけど、まさかのPENTAXからK-3 Mark III Monochromeが発売。驚き半分、冷静に考えるとこれはもしかして、GR Monochromeへの布石では無いかと思い始めた。無論、Leica M11 Monochromeを買ってやろうと目論んでいるが130万円という価格。うーむ。
そもそもGR人気に火を付けたのはあの森山大道がGRを使っていた事に起因する。名カメラマン達がM3にKodakのTRI-Xで素晴らしい作品を残してきたのはいうまでも無いが、日本を代表するレジェンドはGRで素晴らしいモノクロ作品を撮ってきた。デジタル化が進み、編集ボタン一つでモノクロ写真に編集可能な時代に、モノクロ写真に特化したセンサーを積んだデジタルモノクロ専用機なんてニッチなところを攻めるなら正にGRが正解だと言える。
そもそもPENTAXには中盤デジタルセンサーがあるのに、今なぜにAPS-cセンサーなんだという疑問。これはK-3で様子をみて、モノクロセンサーにGRの味付けをして熟成させてからの発売か、なんて勝手に想像を膨らませている。
GRのモノクロのM。それから森山大道のM。
あのボディに「GR-M」なんてプリントされたらもう!