アイデアというものは、いつも突然やってくる。
シャワーを浴びているとき、車を運転しているとき、山を滑っているとき。あるいは、何気なく街を歩いている瞬間に、ふと頭の中に浮かぶ。

凡人の僕が思いつくそのほとんどは、完成された答えなんかじゃない。
意味のない言葉だったり、誰かの落書きだったり、古い看板の色だったり、写真の一瞬だったりする。

だから僕は、気になったものを残しておく。

ノートの隅に書いた言葉。
撮りためた写真。
拾った紙切れ。
思いつきで描いた線。
誰にも見せなかったラフスケッチ。

その時は「何に使うんだろう」と思っていたものが、時間が経って突然つながることがある。

アイデアは、すぐに形にする必要なんてない。
忘れないように、ただ残しておけばいい。

この「IDEA BOOK」は、僕がこれまで集めてきた、まだ名前のないアイデアたちの保管場所。

完成品ではない。
正解でもない。

ただ、「なんか面白い」と思った瞬間を、未来の自分のために残しておく。

もしかしたら、その中のひとつが、いつか何かを変えるかもしれない。



さて、ここ数ヶ月ほどWhiteBlossome27-28のデザイン作業に明け暮れる日々を送っていた。IDEA BOOKに散りばめられた断片が音出してつながりはじめる。毎日早く形にしたくてたまらない。
産みの苦しみを存分に愉しみながら寝不足の日々は続く。

僕のIDEA BOOK。
まだ見ぬ何かのために。