仕事で久しぶりに第二の故郷、白石を訪れた。

高校生活三年間を過ごしたとても愛着のある街。あの頃は良かった、とかまるでオジサンみたいな言い回しだけど本当に楽しかった思い出しかない。

仕事とは言え必然的にテンションが上がり、かなり早めの行動。もちろん仕事前にスナップ。卒業して30年という月日は流石に変化を感じる。変わっていない素晴らしさも残しつつ、世間一般で言う過疎化の流れか、ファインダーから見える景色は廃墟を撮っている時のテンションに近い。

何度かインバウンド関係のお仕事で白石を撮っているが、また一段と廃れた街になったのを実感する。地元の人間なら気付いている思うが、新幹線の駅が東北本線駅と違う場所に造られたあの時からだろう、確実に街が後退してる。大人の事情かどうか知らないが、第二の故郷が荒んでいく姿は正直キツい。

少ない時間ではあったが、とても有意義なスナップだった。日本全国、いろんな街をスナップしているが、白石には素敵な素材がたくさん残っている。まだまだイケるポテンシャルを秘めている。どうか白石の力あるオジサン達、優秀な若者の意見に耳を傾け、柔軟に取り入れて、再生させて欲しいと心から願う。