風呂場の窓を閉め切って、酸っぱいニオイを嗅ぎながら、暗闇の中タイマーと睨めっこ。印画紙に浮き上がる写真にニンマリ。分かっているつもりだけど、もう時代遅れなのか。デジタルが進化して仕事の写真はとても撮りやすくなったのも事実。でもやっぱりお気に入りのフィルムが廃盤になり、価格は20代前半ニューヨークで写真の修行をした頃の十倍以上は正直寂しい気持ちになる。依頼も少なくなったけど、撮れる限りフィルムでの撮影も続けていこうと思う。